戸建て住宅にはもちろん、マンション・ビルといったあらゆる建物に必ず取り付けられている雨樋（あまどい）。
屋根に降って流れた雨水を受け止め、集めて排水する役割があります。
目立たない存在ですが、実は大役を果たしているのが雨樋です。
建物の軒先あたりを見渡していただきますと、必ずどの面かには雨樋が設置されています。
もし雨樋が外れてしまったり、破損したりするとどうなるでしょうか？
以下のような症状が現れた場合は、お早めにご連絡ください。
◆◇こんな症状は雨樋からのSOS！
【１】雨音が非常に大きくなる
屋根に降り注いだ雨水が1階の屋根や庇を伝い、バタバタと大きな音を立てて地面に落ちます。
【２】泥水がはねて外壁を汚す
勢いよく地上に落ちた雨水は、地面の泥と一緒にはねて外壁を汚してしまいます。
お隣との距離が近い場合は、ご近所さまの外壁を痛めたり、植木に泥水がかかってしまうこともあるので、さらに注意が必要です。
【３】破風板・軒・外壁の雨染みが目立つ
屋根を伝った雨が、破風板や軒・外壁に直接影響を与えるため雨浸みとなります。
そのまま放置すると、カビやコケが目立つようになり、建材の劣化を早める原因となります。
【４】隙間や欠損部分からから雨水が侵入
劣化した屋根や外壁に大小さまざまな隙間やクラックでき、そこから建物内部に雨水が浸入。
雨漏りを引き起こし、最終的に躯体を腐食させていきます。
このように、雨樋の不具合を放置することで徐々に劣化していき、そして雨漏りや腐食といった大きな不具合を引き起こしてしまう事も十分あり得ることなのです。
外壁や屋根にとって、雨樋は縁の下の力持ち。
お住まいを劣化や雨漏りから守る大変重要な役割を担っているのです。
